ぴこりん

元テレビ局員が考える「女性の幸せ」

テレビ局の仕事って?記者は激務?

テレビ局の仕事って?

 

こんにちは、元テレビ局勤務・女性記者のぴこりんです。

 

「テレビ局で番組作りに関わりたい!」

「テレビ局の記者ってどんな仕事してるの?」

「記者の夜討ち・朝駆けって何?」

 

テレビ局の仕事内容に興味がある、就職してみたい、

という方向けに、今日は中でも以下の見出しで、「記者」の仕事内容について紹介していきたいと思います。

 

  1.  「記者」ってどんな仕事?激務?
  2. 記者にも「担当」がある!
    • デスク
    • 警察(司法)担当
    • 行政(政治)担当
    • 経済担当
  3. どんな人が記者に向いている?

 

 1.「記者」ってどんな仕事?

 

記者は、一言でいえば「原稿を書く人」です。

テレビのニュースでアナウンサーが読んでいる原稿、あれを書くのが記者の仕事です。

 

事件・事故や政治、ほとんどのニュースは、その現場にカメラマンと一緒に向かい、現地で話を聞いて取材、そして原稿を書くというシンプルな仕事になります。

 

よく「記者は激務」と耳にしますが、たしかに激務です。

 

記者は「より良い」情報を「いち早く」視聴者に届けることが仕事。

情報をGETするためには、警察や議員との飲み会には頻繁に顔を出し、さらには朝の出勤前や、仕事終わりの帰宅時に、警察・議員の家にまで行って話を聞くこともします。

 

業界でいう「夜討ち」「朝駆け」というものです。

 

ニュースは情報が命。

情報をとるためには、自分のプライベートの時間も削ることも多く、土日も休みが保証されることはありません。

大きなニュースになるようなことが発生すれば、休日にも突然電話がかかってきて出勤、なんてこともザラにあります。

 

まさに「激務」な仕事の代表格だといえます。

 

 

2.記者にも「担当」がある!

 

日々のニュースを幅広く放送しているテレビ局の記者には、「担当」があります。

大きく分けて以下の4つの担当について説明していきます。

 

デスク

 

「デスク」とは、すべての担当記者のリーダーで、基本的に会社内にいる内勤記者です。

 

その日のニュースに何を取材し、放送するのかを決め、各担当記者が書いた原稿をチェック・訂正するのが主な仕事になります。

記者だけでなく、アナウンサーやカメラマン、編集マンなど、ニュースを作る社員の中のリーダーとなり、指示を出していきます。

 

警察担当や行政担当など、若いころにあらゆる担当記者を経験した、ベテラン記者の仕事ですね。

 

警察(司法)担当

 

事件・事故のニュースを担当する記者です。

業界では「サツ担」と呼ばれます。

 

主な取材相手は警察で、情報をとることが最も難しい相手であることから、1年目の新人記者はまず警察担当に配属されることがほとんどです。

 

事件や事故はいつ起こるか分からないものなので、休日や夜中の呼び出しも多く、基本的に睡眠不足、休日返上で、記者の中でも最も激務とされています。

夜討ち・朝駆けが多いのもこの警察担当です。

 

しかし警察からの情報がとりにくい分、記者の腕が如実に表れるため、やりがいのある仕事です。

 

 

行政(政治)担当

 

取材担当は議員で、政治についての原稿を書くのが仕事です。

警察とは違い、議員は話すのが好きな人も多いので、情報を集めることにはあまり苦労はしませんが、原稿を書くレベルが高く、難しくなります。

 

また議員だけでなく、知事や市長に直接取材をする機会も多く、顔を広く覚えてもらい、報に耳を傾けながら、自分が取材したいものを見つけることも一つの仕事になります。

 

まさに「記者」の仕事をしているなと実感できるのが行政担当です。

 

また地方局ですと、政治だけでなく、県の取り組みや観光PRの取材も担当することが多く、幅広い原稿を書けるようになる必要があります。

 

経済担当

その名の通り、経済の動向について取材する記者のことです。

主な取材相手は銀行で、広報担当者だけでなく、頭取とも接する機会が多いです。

 

 

 

ここで紹介した記者のほかに「遊軍記者」というものもあり、分野に縛られることなく自由な発想で取材対象を決める記者もいます。

生活の知恵や、最近話題のカフェ、など、視聴者が興味を持ちそうなものを中心にリサーチする記者です。

「楽しい話題」を提供するのが仕事といえそうですね。

 

 

3.どんな人が記者に向いている?

 

これまでご紹介してきた通り、記者という仕事は基本的に忙しいため、何よりも体力が必要です。

 

そして情報をとるための「粘り強さ」「根性」がいるでしょう。

 

ちなみに、原稿を書くための「知識」は、先輩記者や取材相手が教えてくれるので、分からないものは素直に「分からない」といってどんどん教えてもらいましょう。

それこそが記者の仕事です!

 

原稿を書いていくうちに知識はついてくるものです。

 

 

 

長々と「記者」について書きましたが、今日はここまでで!

読んでくださりありがとうございました。

 

またお会いしましょう~(^^)/